5月22日、23日の2日間で、岐阜県にあるサラマンカホールにて、仲道郁代さんの音楽講座とコンサートを受講、鑑賞してきました。
音楽講座は金曜の夜でしたので、夜に帰るのも大変かなと思い、母と泊りがけで行って参りました。講座内容は、ショパンの愛したピアノ、プレイエルとはどんなピアノなのか?コンサートホールではよく使用されるスタインウェイと比べてどんな違いがあるのか?仲道郁代さんの演奏、そして調律師さんと共に詳しいお話しを聞かせていただきました。ちょうど2ヶ月ほど前に浜松市にある楽器博物館に行き、プレイエルがどんな楽器なのか実物を見ていたのですが、音を聴くのは初めてで、『これが約200年前にショパンが聴いていた音なんだな』としみじみ聴き入っていました。
  私たちが普段演奏しているピアノには、食品や衣服などと同じように製造した会社があります。ちなみにうちの教室のピアノはヤマハさんです。他にはカワイさんも主流かと。スタインウェイは、とてもじゃないけど買えません…ゼロの数が違います!(笑)
では何故ホールではスタインウェイなのか。もちろんヤマハを使用することもあります。有名なピアニストでヤマハのピアノを愛用している方もたくさんいらっしゃいます。それでもスタインウェイが圧倒的に多いのは、ホールの広さに合わせて響く音を鳴らすことができるからだと思います。ピアノ自体が家庭用よりも大きく、ピアノに使われている板(響板)がより響きを増してくれます。横の板は一枚板で、伸ばすと約7mもあるそうです。音を響かせることに特化しており、コンサートホールのような広い空間での演奏が可能なのです。

対してプレイエルというピアノ。ショパンの生きていた約200年前に作られた楽器です。大きさはスタインウェイほどなくコンパクトな感じです。一番の違いは、音でした。現在とは音の高さが違い、だいぶ低かったです。構造も、今のピアノとはだいぶ違っていました。まあ、そのあたりを詳しく書くと小難しくなってしまいそうなので、今回は省略しますね(-。-;

そもそもピアノというものは、元々庶民は聴くことのないものだったのです。最初は王侯貴族の中だけ。それがだんだんと庶民に広がっていき、ショパンの時代にはサロンで演奏されるようになります。この時代のように、演奏するのがホールのような広い場所でないのなら、そんなに大きな音である必要性はありません。しかし、だんだんと大衆化されていく中でホールが大きくなっていき、より大きな響く音が要求されていきます。そして、現代のスタインウェイのような響きの良い楽器が生まれたようです。こうして歴史を辿っていくと、当時の演奏がどのようなものだったのか、演奏法の解釈に繋がっていきます。結果として音楽と歴史は、深く結び付いているんですよね。私は特別歴史好きということはないのですが、新たな発見や感慨深いものがあると、歴史っていいなあ大事だなあと思います。

偉大な作曲家たちが遺してくれた作品に触れるということは、何百年もの時代を超えているということ。音楽はタイムマシンですね!( ´ ▽ ` )
▼浜松市楽器博物館のピアノ(プレイエル )  

 

それでは、コンサートの感想は、また後日に♪
 
講師 ♪ 足立わかな

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